5月は長期休暇があり、天候も安定しているため、ディズニーは多くの人で賑わいます。
暖かく快適に過ごせる日が多い5月ですが、ディズニーは海から吹き込む風の影響もあり、朝晩は肌寒く感じます。
そのため、5月にディズニーへ行く際は、何を着ていけばよいか悩む人も多いでしょう。
本記事では、5月のディズニーに適した服装を天候や気温別に紹介します。
天候別に持っていった方がよいアイテムについての解説もあるため、5月にディズニーへ行く予定の人はぜひ参考にしてください。
5月のディズニー周辺エリアの天気と平均気温
屋外にいる時間が多いディズニーで1日中快適に過ごすには、気温や天候に適した服装選びをする必要があります。
ディズニーからもっとも近い気象庁の観測地点である、江戸川臨海の2023年5月と2022年5月の天気と気温を確認しましょう。
2023年5月の気温と雨が降った日数
2023年5月の気温や雨が降った日数は、以下の通りです。
平均気温 | 18.8℃ |
---|---|
最高気温の平均 | 23.0℃ |
最低気温の平均 | 15.3℃ |
4月の最高気温 | 31.3℃ |
4月の最低気温 | 10.3℃ |
4月の雨が降った日数 | 13日 |
参照元:気象庁|過去の気象データ 江戸川臨海(東京都) 2023年(月ごとの値)
気象庁|過去の気象データ 江戸川臨海(東京都) 2023年5月(日ごとの値) 主な要素
2023年5月の平均気温は、18.8℃です。
最高気温の平均は23.0℃、最低気温の平均は15.3℃であったため、1日を通して快適な気温の日が多かったといえるでしょう。
一方で、最高気温は31.3℃と真夏のような暑さの日もありました。
5月に気温が30℃を超える日はそれほど多くありませんが、体がまだ暑さになれていない人も多いため熱中症に警戒が必要です。
屋外で過ごす際は、水分と塩分を摂取したり日陰を選んだりして、無理のない行動をしましょう。
2022年5月の気温と雨が降った日数
2022年5月の気温や雨が降った日数は、以下の通りです。
平均気温 | 18.6℃ |
---|---|
1日の最高気温の平均 | 22.5℃ |
1日の最低気温の平均 | 15.3℃ |
4月の最高気温 | 27.0℃ |
4月の最低気温 | 9.2℃ |
4月の雨が降った日数 | 15日 |
参照元:気象庁|過去の気象データ 江戸川臨海(東京都) 2022年(月ごとの値)
気象庁|過去の気象データ 江戸川臨海(東京都) 2022年5月(日ごとの値) 主な要素
2022年5月の平均気温は、18.6℃でした。
2022年は、2023年のように30℃を超える日はなかったため、比較的過ごしやすい日が多かったです。
ただし、最低気温は10℃を下回る日があったため、気温が上がらない日は寒さ対策が必要となります。
他にも、5月はひと月の半分近く雨が降っているため、雨具を持参するのがおすすめです。
5月にディズニーへ行くときの服装のポイント
1日中ディズニーを満喫するには、天候に適した動きやすい服装が最適です。
具体的には、以下のポイントを抑えると適切な服装を選択できます。
- 服装規定(ドレスコード)に従う
- 履きなれた靴を選択
- 朝や晩はアウターが必要
- トップスは薄手のものを選択
- 温度調節できる服装
- 雨の日は透けない服が適切
- 同伴者や天候に合わせて雨具を選択
ポイントを1つずつ、詳しく確認していきましょう。
ポイント1:服装規定(ドレスコード)に従う
ディズニーでは、すべての人が不快な思いをせずに楽しめるよう、服装規定があります。
ディズニーの服装規定は、以下の通りです。
引用元:【公式】パーク入園時のお願い | 東京ディズニーリゾート
- 他のゲストを挑発する、 また他のゲストの迷惑となるおそれがあるもの
- 顔全体を覆うマスクなど、顔の大半が見えなくなるもの(医療目的で必要なものを除く)
- 地面を引きずるもの
- 好ましくない単語やデザインの刺青が露出しているもの
- キャラクターや出演者、キャスト(従業員)と間違える可能性のある服装
- 営利目的の宣伝行為となるもの
- 中学生以上の方の全身仮装(ハロウィーンの仮装では個別のルールを設ける場合があります)
服装規定を守れていない場合は、入園を拒否されたり退園をお願いされたりする恐れがあります。
気温が高くなると露出が多い服も増えてきますが、ディズニーでは着用しないのが適切です。
スムーズに入園し、1日中ディズニーを楽しむためにも、服装規定は最低限守るようにしましょう。
ポイント2:履きなれた靴で1日中快適
ディズニーのテーマパークエリアの敷地面積は、51ヘクタールと非常に広大です。
さらに、アトラクション数は45個、商品施設や飲食施設は合わせて98か所もあります。(2023年3月31日現在)
参照元:東京ディズニーランド | 施設概要 | 東京ディズニーリゾートについて | 株式会社オリエンタルランド
そのため、思いきりディズニーを満喫するには、履きなれた靴を選択するのが適切です。
履きなれた靴のなかでも、ヒールのないスニーカーが適しています。
5月の暖かい日はサンダルを履く人もいますが、朝晩は冷え込むため、サンダルを履く場合は靴下を持参するのがおすすめです。
他にも、ヒールがあるものやビーチサンダルなど疲れやすいサンダルは避けて、安定感のあるスポーツサンダルやクロックスなどがよいでしょう。
デートや旅行は、新しい靴を履きたくなりますが、ディズニーでは履きなれた靴の選択が好適です。
ポイント3:朝や晩はアウターが必要
5月のディズニーは、日中暑くなる場合もありますが、朝や晩はまだ冷え込みます。
そのため、開園から閉園までディズニーを満喫する場合は、アウターが必要です。
しかし、真冬のように寒くなるわけではないため、薄手のアウターが適しています。
具体的には、以下のアウターがおすすめです。
- パーカー
- カーディガン
- スプリングコート
- ジャケット
- ウィンドブレーカー
これら薄手のアウターがあると、待ち時間などで肌寒く感じた際にすぐ羽織れるため便利です。
ポイント4:トップスは春らしい薄手のもので大丈夫
5月のディズニーは、平均気温が18℃ほどのため、比較的快適な気温です。
日中はほとんど20℃を超えるため、トップスは春らしい薄手のものが適しています。
具体的には、以下のトップスがおすすめです。
- ブラウス
- シースルー素材のシャツ
- 長袖カットソー
- 薄手のトレーナー
汗をかきやすい人や暑がりな人の場合は、昼間は半袖のTシャツでも快適です。
ただし、朝晩や日陰は肌寒く感じる場合も多いため、半袖を選択する際はアウターを持参するようにしましょう。
ポイント5:温度調節できる服装が適切
5月は比較的暖かく過ごしやすい季節ですが、時間や天候によって寒くなったり暑くなったり、寒暖差が大きい時期です。
そのため、温度調節できる服装を選択すると1日中快適に過ごせます。
具体的には、以下の服を取り入れるのがおすすめです。
- パーカー
- ジャケット
- カーディガン
- オーバーシャツ
気温に合わせて容易に着脱できる服装を選択すると、朝から晩まで気温に左右されずに楽しめます。
その他にも、以下のアイテムを持参するとより快適に過ごせます。
- 大判のマフラー
- ブランケット
- カイロ
大判のマフラーやブランケットは、パレードの待ち時間などで寒さを感じた際に便利です。
5月はまだ寒さを感じる日もあるため、荷物にならない程度に寒さ対策グッズを持参するとよいでしょう。
ポイント6:雨の日は透けない服が好適
5月はアウターを着用しなくても快適に過ごせる日が多いため、雨の日は透けない服の選択が必須です。
雨で濡れると透ける可能性が高いのは、具体的に以下の服が挙げられます。
- 白い服
- シースルー素材の服
- 生地が薄い服
雨が予想される日は、できるだけしっかりとした生地の服や黒や紺色など濃い色の服を選択しましょう。
他にも、丈の長いスカートなどは裾が雨で汚れる恐れがあるため、避けるのが適切です。
服の素材や色によって、下着が透けてしまう恐れがあるため、雨が予想される日の服装選びでは色や素材にも配慮が必要となります。
ポイント7:雨具は一緒に行く人や天候に合わせて選択
5月は雨が降る日も多いため、折りたたみ傘やレインコートなど雨具の持参が適切です。
雨具は、大きく分けると以下の2種類があります。
- 傘
- レインコート
傘とレインコートは、それぞれに特徴があるため、一緒に行く人や天候に合わせて選択するのがおすすめです。
傘とレインコートの長所と短所を、表で簡単にまとめました。
どの雨具を持てばよいか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
傘 | レインコート | |
---|---|---|
長所 | ・豪雨でも顔周りを雨から守れる ・2人で使用できる | ・使用時でも両手が使える ・強風時の安全性が高い |
短所 | ・使用時、片手が塞がる ・強風だと壊れる恐れがある ・混雑状況によっては邪魔になる | ・暑い日は蒸れる ・施設に入る際は、脱ぐ必要がある ・着脱が面倒 |
向いている人 | ・カップル ・雨によるメイク落ちが気になる人 | ・小さいお子様 ・子供連れの人 |
これを見てもどちらを持っていくか決めかねる人は、折りたたみ傘とコンパクトにたためるレインコートの両方を持っていくとよいでしょう。
5月の気温と天候別おすすめの服装
服装選びでは、朝昼晩それぞれの気温や天候を考慮したうえで決める必要があります。
5月のディズニーは、暖かく1日中快適に過ごせる日が多い一方で、時間や天候によって肌寒く感じる場合もあります。
1日の寒暖差が大きい場合、何を着ていけばよいか悩む人も多いでしょう。
服装選びで悩んだ場合は、服装指数を確認するのがおすすめです。
服装指数とは、朝昼晩の気温をもとに適当な服装を提案するサービスで、日本気象協会が提供しています。
服装指数で服装の目安を確認
服装指数は、朝昼晩の気温や天候をもとに、10〜100までの10段階で服装の目安を提案しています。
服装指数における段階ごとの服装の目安は、以下の通りです。
服装指数 | 服装の目安 |
---|---|
10 | とても厳しい寒さ厚手のアウターが必須温かいトップスや保温インナーなど、防寒対策が必要 |
20 | ダウンコートなど厚手のアウターがおすすめ |
30 | モッズコートなど秋冬用の上着がおすすめ |
40 | 裏地付きコートなど春秋用のアウターが適切 |
50 | パーカーやカーディガンなど薄手のアウターがちょうどいい |
60 | 長袖トップス1枚で快適に過ごせる |
70 | 少し動くと汗ばむ気温半袖にカーディガンやパーカーなど、温度調節できる服装が適切 |
80 | 半袖など夏服1枚で快適に過ごせる暖かさ |
90 | ノースリーブでも暑く感じる気温 |
100 | 何を着ても暑い気温できるだけ薄い服を着用し、暑さ対策を行う必要がある |
過去の気温を参考にすると、ディズニー周辺エリアの平均気温は、2022年が18.6℃で2023年が18.8℃でした。
最高気温の平均は2022年が22.5℃で2023年が23.0℃、最低気温の平均は2022年と2023年が同じ15.3℃となっています。
平均気温をはじめ、最高気温や最低気温の平均は、2022年と2023年では大きく変わりありません。
このことから、5月の気温は例年朝晩は15℃前後、昼間は22℃前後であると分かります。
以下の気温ごとに、適した服装を紹介します。
- 最低気温の平均である15℃
- 1日の平均気温である18~19℃
- 最高気温の平均気温である22~23℃
気温に適した服装を確認して、ディズニーで1日中快適に過ごしましょう。
気温が15℃ほどの日は薄手のアウターが必要
気温が15℃ほどの場合は、服装指数が40〜50と想定されます。
服装指数40〜50では、基本的にアウターが必要です。
5月で気温が15℃となるのは朝晩のみで、日中は20℃前後となる場合が多いため、温度調節できる服装が適しています。
具体的には、以下の服装がおすすめです。
- アウターは、スプリングコートやジャケット
- インナーは、薄手の長袖アイテム
- トップスは、長袖カットソーやデニムシャツ
- ボトムスは、ジーンズやスカート+タイツ
開園から閉園までディズニーを楽しむ場合は、アウターが必須といえるでしょう。
ただし、日中は気温が上がる日も多くあります。
全体的に薄着でまとめて、大判マフラーなどの防寒アイテムで寒さ対策をするのもおすすめです。
気温が18~19℃ほどの日は温度調節できる服装がおすすめ
気温が18~19℃ほどの場合は、服装指数が50~60と想定されます。
服装指数50~60では、ジャケットなどのアウターは不要ですが、カーディガンなどで温度調節できる服装が適切です。
具体的には、以下の服装をおすすめします。
- アウターは、カーディガンやパーカー
- インナーは、キャミソールやタンクトップ
- トップスは、長袖カットソーやブラウス
- ボトムスは、テーパードパンツやスカート+ストッキング
18〜19℃は比較的過ごしやすい気温ですが、日陰に入ると肌寒く感じるため、カーディガンやパーカーなど薄手のアウターがあるとよいでしょう。
気温が22~23℃ほどの日は半袖+羽織りものが好適
気温が22〜23℃ほどの場合は、服装指数が60〜70と想定されます。
服装指数60〜70では、長袖のトップスか半袖+カーディガンなどが適切な服装です。
日中だけディズニーにいる場合は、アウターがなくても快適に過ごせるでしょう。
具体的には、以下の服装がおすすめです。
- アウターは、薄手のカーディガンやパーカー
- インナーは、キャミソールやタンクトップ
- トップスは、薄手の長袖カットソーやブラウス
- ボトムスは、テーパードパンツやスカート+靴下
天気がいい日で気温が20℃を超える場合は、少し動くと汗ばむほど暖かい気温です。
待ち時間なども快適に過ごせるよう、帽子やサングラスなどのアイテムを持参して、紫外線対策を行いましょう。
5月のディズニーへ持っていくのがおすすめのアイテム
5月のディズニーは、気温や温度に適した服装の他に、天候に合わせてアイテムを持参するとより快適に過ごせます。
ここからは、晴れの日と雨の日に持っていくのがおすすめのアイテムを紹介していきます。
天候に左右されず、5月のディズニーを楽しみましょう。
晴れの日は紫外線と花粉対策を忘れずに
晴れている日は、紫外線と花粉症対策グッズが役に立ちます。
とくに、花粉でアレルギー症状が出る人は、花粉症対策グッズを忘れずに持っていきましょう。
他にも、5月の晴れている日のディズニーは、想像以上に日差しが強いため紫外線対策が必須です。
紫外線対策を忘れてしまうと、1日で日焼けしてしまいます。
晴れている日の持ち物は、具体的に以下のアイテムがおすすめです。
- 日焼け止めクリーム
- 帽子
- 晴雨兼用の折りたたみ傘
- UVカット機能付きのカーディガンやパーカー
- 替えのマスク
- ポケットティッシュ(花粉症の人は多めに)
- 目薬や点鼻薬など
- 使用済みのティッシュなどを入れるゴミ袋
晴れている日は、財布やスマートフォンなど通常の持ち物の他に、上記のアイテムを持っていくとより快適に過ごせます。
ただし、ディズニーでは混雑状況により、日傘の使用が制限される可能性もあります。
Q.パークで日傘を差せない場所はありますか?
引用元:【公式】パークで日傘を差せない場所はありますか?|東京ディズニーリゾートについて
A.混雑している場所では、皆様の安全のために日傘のご使用をご遠慮いただく場合があります。キャストからお願いがあった場合は、ご協力をお願いいたします。
とくに、ゴールデンウィーク期間のディズニーは非常に混雑するため、日傘が他の人の迷惑になる恐れがあります。
ゴールデンウィーク期間中は、日傘をささずに日焼け止めクリームや帽子などで対策するようにしましょう。
雨の日は持ち物次第で晴れの日同様に楽しめる
ディズニー当日に雨が降るとテンションが下がってしまいますが、持ち物次第で晴れの日と変わらず楽しめます。
雨の日の持ち物は、以下のアイテムがおすすめです。
- 雨具
- 大きめのタオル
- 濡れたものを入れる袋
- 替えの服や靴下
- 替えのマスク
雨の日は、雨具の他にもタオルや替えの服などを持っていくと、1日中快適に過ごせます。
タオルは濡れた体をすぐに拭けるだけではなく、寒さ対策としても役立ちます。
レインコートを着用する場合は、室内に入る際に脱ぐ必要があるため、大きめのビニール袋やエコバッグがあると便利です。
お子様がいる場合は、風邪予防のためにも替えの服や靴下を忘れずに持参しましょう。
5月のディズニーを春の装いで満喫しよう!
5月は暖かく1日中快適に過ごせる日が多く、気温や天候によっては、アウターがなくても大丈夫な日もあります。
5月にディズニーへ行く際の、おすすめの服装をまとめました。
- 履きなれた靴を着用する
- 朝や晩はアウターがあると快適
- 日中は春らしい薄手の服でも大丈夫
- カーディガンなどで温度調節できるとより快適
- 雨の日は濡れても透けない服が適切
- 雨具は同伴者や天候によって選択
天候に適した服装と持ち物で、5月のディズニーを満喫しましょう。